余白

 憧れるもの。


余白。

美しい余白。

無駄だと思わさない余白。


これほど難しいものはない。


私はセリフの間にしても、

画面の白、もしくは真っ黒の絵のないコマにしても

どうしても怖くて埋めてしまう。


こいつ手を抜きやがって。

このコマに原稿料発生するとかふざけんな。


って思われんの怖え。


でも確実に、ここは絶対必要な余白ってあるんですよね。


昔、メロディの編集さんとお話ししてた時に

よしながふみさんの「大奥」で

見開きで絶望してる絵の真っ黒の余白を絶賛してて

うわーっ、すごいことだ!と思ったのを覚えています。


勇気よ。

私には勇気よ。


でも今回、必要だから!という明確な意思を持って

余白に取り組んでいます。


身につけたい技術のひとつです。

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