チャドマレーンくん

 昨日整体に行ってて、

施術してもらいながら先生と高校の頃の話をしていた時に


「うちのクラス、美術科でしたけど、交換留学生がいましたよ。

チャドマレーンって言って、今吉本でお笑いやってます」


「えっ、チャドって、あのチャド!?」


って、驚かれました。


関西だからかな。

お笑い芸人さんとしてしっかり認知されてるよ、チャド。すごいね!


当時、彼は私たちより年下だったけど、

クラスメンバーが変わらず2年になった私たちのクラスに入って

何ヶ月か一緒に机を並べて勉強していました。


「当時からチャド、日本語話せてたの?」

「いや、それほど達者ではなかったですよ」

「ええ〜!信じられへん。今、大阪弁ぺラぺラやのに〜〜」


と、先生とめっちゃ盛り上がりました。


そうなんですよね。彼めっちゃ努力家だったんです。


一旦交換留学終えてオーストラリアに帰ったあと、

国での日本語のスピーチコンテストに優勝して、

高校3年の時にまたうちのクラスに遊びにきてくれたことを覚えています。


私たちのクラスに入れた先生たちの意図としては、

きっと理系や文系の専門的な日本語を扱うクラスより

美術という、感性でコミュニケーション取れるクラスにという計らいだったと思いますが


いきなり木炭持たされて裸体の石膏像のデッサンさせられて困ってる背中を

こういう話になった時には、思い出します。


日本でホームステイして、夜テレビで見たお笑い番組が面白くて

日本で芸人さんを目指したそうです。


同じクラスにいてもほとんど接点はなかったので

心細かっただろうな、もっと当時話しかけてあげたらよかったな、


と、今になって思います。


今も日本語と英語のニュアンスをしっかり伝えられるお笑い芸人として

架け橋となって頑張っている彼を

テレビのこちらから応援しています。

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