つづき
この続きのネーム中です。
実は、「奥さま」に関しては、ここ3回くらいかけての大きな流れがあって
それを引きのある場面で切りながら描いているので
一つ前の「秘蜜の森」の時に詰まって詰まって描けなかった、みたいなことなく
すんなりネームに向かえてます。
とはいえ、足し算引き算はあるもので。
こればっかりはネームにならないとわからない(プロットの段階では見えない)
ものだなあというのは、毎回感じています。
今、『美しい彼』のシナリオブックを読んでるのですが
脚本家の坪田文さんが、プロットの段階から悩みながら
脚本を練り上げていくさまを全部見せてくれていて、
私たちが映像で受け取っている状態との違いを見つけると
ああ、この段階では原作の方を強く拾った構成にしようと思ってたんだなあとか、
ここで気持ちを描いておきたい、
とかのメモを知れて面白いです。
意外と、プロットからネームという自分がやっている作業とも似てるのかなと。
足し算引き算の感覚。
でこぼこを鳴らしていく感覚。
悩むんですよね〜。
難しいんですよね〜。
でもお話を作る上では、ここがいちばんのキモですから。
物語は、そろそろ風呂敷を畳んでいく状態です。
しっかり向き合って描いていきます。